日東駒専の就職ってどうなんだろうか
大学の就職の良しあしを計る指標には就職先の内容を考慮しない就職決定率 や、大学通信が毎年調査している「有名企業400社実就職率ランキング」がある。
この400社の選定にあったっては日経225採用銘柄や大学生の人気企業ランキングを参考として選定しているとのこと。
この有名企業400社実就職率ランキングでの日東駒専の戦いぶりはというと…
126位 東洋大学 9.1%
127位 日本大学 9.1%
140位 駒沢大 7.8%
156位 専修大 7.2%
マーチがいずれも20%台であるということを考えると、どうしてもマーチとの就職の壁を感じずにはいられないが、日東駒専よりも下位の国公立大学が多数存在しているところをみると、就職はまずまずといったところか。
有名企業400社実就職を違った視点で見てみると
日本の大学別社長では数を基準にランキングを出している。
それと同じように「率よりも数だ!」という視点でみてみると
10位 日本大学 1284人
26位 東洋大学 545人
58位 駒澤 大学 261人
56位 専修大学 274人
一気に日東駒専すごい人数入ってるじゃないか!となる。
これを、400社で割り返すと…..有名企業1社当たり
日本大学は3.21人は入れるし、東洋大学は1.36人は入れる計算となる。
ちなみに日本大学は旧帝大の名門名古屋大878人、東北大1017人、北海道大790人、九州大989人を人数で上回る。
一方東洋大は、一橋大537人、首都大学東京385人、千葉大467人等の首都圏の国公立を人数で上回る。
さらに、駒澤大と専修大は埼玉大209人を人数で上回っている。
どうですか、元気が出てきたんじゃないですか。こう考えると日東駒専も捨てたもんじゃない。
400社に入らないと負け組か?
会社の繁盛は栄枯盛衰という言葉がぴったりで、繁盛し続けるのは難しい。
また、その時の情勢で人気企業も変わっていく。
バブル崩壊で都市銀行や大手証券が破綻、リーマンショックで多くの会社があおりを受けて破綻、家電製造業は海外の企業の台頭で沈み……..
時代とともに人気企業は変わっていくし、将来有望な企業選びができれば将来逆転することも可能だ。
また、だれもが知っている人気企業だって、死ぬまで働かされるようなブラック企業が潜んでいるし気を付けなければいけない。
上の表は東京証券取引所に上場した1部2部の企業が業績不振などの理由により上場廃止に追い込まれた件数を年ごとに出した数字である。
2005年からはマザーズ市場の分も一部含まれているが、ほぼ東証1部2部企業の廃止件数を拾っている。
2020年5月末現在で約2600の企業(マザーズやジャスダックを入れると約3700)があるから上場の歴史の中で12社に1社は存続の危機に追い込まれていることになる。
まとめ (言いたいこと)
1)有名企業400社、日東駒専はマーチには及ばないが全体で見たらいいほう。視点を変えた人数では特に日大が地方旧帝大を数で凌駕している!
2)人気企業は社会情勢で変化するので、400社に入らなくても気にしないこと。400社以外にも探せばいい会社はたくさんあるはず。
3)上場企業といえども安泰とは言えないので先を見る目が大事。