日東駒専は上位何パーセントなのか・・・を検証する

日東駒専は学年上位何パーセントなのかをデータから拾ってみる

　よく知恵袋では「日東駒専は学年上位何パーセントなのか」という質問に対していろいろな回答があり釈然としません。

　回答例では20～50％が多いようです。

　回答例がざっくり過ぎてあまりにもすっきりしないので、これまでのデータをもとに検証していきたいと思います。

　ここでは、①大学合格者数から考えた場合と②大学進学者数で考えた場合の2パターンで検証していきます。

　調査するにあたり、膨大な量を拾うのは大変なので、代表的な地区、関東の縮図ともいえる埼玉県から埼玉県公立高校普通科の偏差値を基準に抽出しました。

　私立高校はコースが多岐にわたり、一律の偏差値を出しにくいので除外しています。

　この表の見方としては高校名はサンプルとして、NO1からNO68までの公立高校を偏差値の高い順にならべ、その高校の各大学への合格者数または現役進学者数と偏差値×合格者（進学）人数を計として併記したものです。

　以上により、抽出作業したものが次の表です。

①　大学合格者数からみた場合

②　大学進学者数からみた場合

日東駒専は上位何パーセントなのか？　まとめ

　あくまでも個人的にデータを集めた中での検証結果なので、さまざまな異論はあるかとも思います。

　この結果は日東駒専受験生、進学者の実力は知恵袋の大方の回答者とは異なる結果となりました。

　今、無作為に高校生100人抽出したとします。

①日本大学を一般受験して合格する平均的な受験生は学年上位6.8％、7位です。

　実際に進学する人（推薦等含む）は学年上位12.1％、12位です。

②東洋大学を一般受験して合格する平均的な受験生は学年上位6.4％、6位です。

　実際に進学する人（推薦等含む）は学年上位10.6％、11位です。

③駒澤大学を一般受験して合格する平均的な受験生は学年上位7.9％、8位です。

　実際に進学する人（推薦等含む）は学年上位11.0％、11位です。

④専修大学を一般受験して合格する平均的な受験生は学年上位8.4％、8位です。

　実際に進学する人（推薦等含む）は学年上位11.3％、11位です。

　日東駒専は100人中6位～8位の人が一般受験で合格し、大学への進学を志望する合格者と推薦合格者を含め、11位～12位の人が進学するというのが平均的な人物像といえる。

　知恵袋での大方の予想を超える上位層となりました。

　結局、データを集めていて、「この4大学にあまり差は感じられない」ということを実感しました。

　また、日東駒専の学生はハイレベルであるということを改めて認識する結果となりました。

※【出典】データ内の数値について：高校別合格人数の欄は2020年3月に毎日新聞出版「サンデー毎日4.12号」に掲載された数値を参考としています。：高校進学人数の欄は2020年7月24日発行「週刊朝日」増刊号（朝日新聞出版」の現役進学者数を参考としております。：また、偏差値は複数のサイトで公表している2019年のデータを参考としております。それをもとに独自に集計したデータです。