日東駒専の順位(大学合格者にみる出身高校偏差値を基準とした結果)

 さて、このブログでシリーズとしてお伝えしてきた有名大学合格者の出身高校平均偏差値だが、今回は日東駒専としてまとめてみた。

 この順位について最初にお断りしておくが、受験予備校が出している合格難易度とはまったく別ものであることをご理解いただきたい。

 大学の合格者の出身高校の内訳を調べることによって、進学校といわれる高校の合格者が多いほど合格者の平均偏差値が高くなる。

 このランキングはそこに着目したものである。

 あくまでも合格者に占める進学校の割合をわかりやすく表記したもので、頭のいい高校の集まり=頭のいい大学といった見方もできるかと思う。

 前にもご説明したが、データの収集は大変な作業であることから、次のルールとしている。

  1. データの収集は膨大な作業なので、関東の縮図埼玉県の高校とする。
  2. 私立高校はコースが多様化しており画一的な偏差値を出しずらい。よって公立高校とする。
  3. 以上からデータの収集は埼玉県公立高校普通科を置く高校からとする。

以上を整理した上で集計した結果、日東駒専は次のとおりとなった。

1位 

東洋大学合格者出身校

平均偏差値 65.2

  • 東洋大学合格者出身校平均偏差値 65.2
  • 東洋大学の合格者の平均レベルは学年上位6.68%、15人に1人に入っている
  • 東洋大学合格者の内、20.3%は偏差値70以上の高校からである
  • 東洋大学合格者の内、63.7%は偏差値65以上の高校からである
  • 東洋大学合格者の内、88.1%は偏差値60以上の高校からである
  • 東洋大学合格者の内、96.3%は偏差値55以上の高校からである
  • 東洋大学合格者の内、99.7%は偏差値50以上の高校からである
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2位

日本大学合格者出身校

平均偏差値 64.9

  • 日本大学合格者出身校平均偏差値 64.9
  • 日本大学の合格者の平均レベルは学年上位6.68%、15人に1人に入っている
  • 日本大学合格者の内、22.6%は偏差値70以上の高校からである
  • 日本大学合格者の内、61.2%は偏差値65以上の高校からである
  • 日本大学合格者の内、84.7%は偏差値60以上の高校からである
  • 日本大学合格者の内、94.5%は偏差値55以上の高校からである
  • 日本大学合格者の内、98.8%は偏差値50以上の高校からである
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3位 

駒澤大学 合格者出身校

平均偏差値 64.1

  • 駒澤大学合格者出身校平均偏差値 64.1
  • 駒澤大学の合格者の平均レベルは学年上位8.08%、12.4人に1人に入る
  • 駒澤大学合格者の内、15.9%は偏差値70以上の高校からである
  • 駒澤大学合格者の内、54.7%は偏差値65以上の高校からである
  • 駒澤大学合格者の内、85.1%は偏差値60以上の高校からである
  • 駒澤大学合格者の内、94.7%は偏差値55以上の高校からである
  • 駒澤大学合格者の内、99.2%は偏差値50以上の高校からである

4位

専修大学 合格者出身校

平均偏差値 63.8

  • 専修大学合格者出身校平均偏差値 63.8
  • 専修大学の合格者の平均レベルは学年上位8.08%、12.4人に1人に入る
  • 専修大学合格者の内、16.6%は偏差値70以上の高校からである
  • 専修大学合格者の内、49.9%は偏差値65以上の高校からである
  • 専修大学合格者の内、79.3%は偏差値60以上の高校からである
  • 専修大学合格者の内、94.2%は偏差値55以上の高校からである
  • 専修大学合格者の内、98.6%は偏差値50以上の高校からである

日東駒専順位まとめ

  • 大学合格者出身校平均偏差値 東洋65.2>日大64.9>駒澤64.1>専修63.8
  • 合格者の平均レベルは学年上位6.68~8.08%、12~15人に1人に入る
  • 合格者の内、偏差値70以上の高校の割合 日大22.6>東洋20.3>専修16.6>駒澤15.9
  • 合格者の内、偏差値65以上の高校 東洋63.7>日大61.2>駒澤54.7>専修49.9
  • 合格者の内、偏差値60以上の高校 東洋88.1>駒澤85.1>日大84.7>専修79.3
  • 合格者の内、偏差値55以上の高校 東洋96.3>駒澤94.7>日大94.5>専修94.2
  • 合格者の内、偏差値50以上の高校 東洋99.7>駒澤99.2>日大98.8>専修98.6

 この順位は埼玉県の公立高校普通科のデータを基準とする特定地域のみのデータから拾っているので、あくまでも参考程度に考えていただきたい。

 データから日東駒専のどこの大学も簡単に合格できないことがわかる。

 特に東洋大を例にとりわかりやすく説明すると、今、無作為に抽出した高校生100人がいたとする。

 100人中6位の成績の人が東洋大学の平均的合格者となる。

 100人中15位(偏差値60)の人で東洋大合格者の約9割を占めるため、この成績以上とらないと合格は難しくなる。

 東洋大の合格者は無作為に抽出した高校生3年生100人中

 ①1番2番の成績が約2割3

 ②3番から6番までの成績の人が約4.3割

 ③7番から15番までの成績が2.4割が

 ④16番から30番までの成績に約1割の合格者がいる計算だ。

 東洋大合格者は100人中トップクラスの6番くらいが平均的合格者ということになるので、たとえば100人中10番くらいの成績だと合格者の下位クラスとなるので合格可能性も低くなるとみたいいだろう。

 そして、100人中16番以降の成績では東洋大学への合格者がガクッと落ちるので、合格は大変厳しくなるとみていいだろう。

 改めて思う。日東駒専は難関大学だ。

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