学生から人気の地方公務員。安定性は抜群です。
都道府県庁の星になれば副知事まで昇り詰めることも可能ですし、市役所で頑張れば副市長や助役といったポストまでの道も開かれるでしょう。
その後はもう一歩進んで知事選、市町村長に立候補して当選なんてこともあるかもしれません。
そういった意味では国家公務員一般職にある壁よりも、地方公務員は一国一城の中枢を担う可能性がグッと引き寄せられるので、夢のある仕事といえるのでは
また、市区町村職員であれば転勤で単身赴任なんてこともあまり考えれないので、地元から離れたくない人にとってはいい選択肢かもしれません。
さて、そんな地方公務員ですが、どんな大学が多く合格しているのか見ていきましょう。
都道府県市区町村職員合格者数ランキング
※データの引用元 「大学ランキング2020AERA」朝日新聞出版 78P79P
まずはTOP10を見てみよう。
1位 日本大 508人(日東駒専)
2位 中央大 363人(MARCH)
3位 早稲田大 342人(早慶上智)
4位 法政大 282人(MARCH)
5位 立命館大 279人(関関同立)
6位 新潟大 273人
7位 金沢大 246人
8位 明治大 245人(MARCH)
9位 広島大 226人
10位 岡山大 222人
難関私立大と中堅国立大で占められているTOP10の中にあって日本大学のぶっちぎり1位は圧巻である。
さて、他の東駒専とライバル校も見ていこう。
15位 立教大 193人(MARCH)
18位 東洋大 185人(日東駒専)
45位 専修大 109人(日東駒専)
52位 東海大 99人(大東亜帝国)
56位 慶應大 95人(早慶上智)
59位 明治学院大 86人(成成明学獨國武)
61位 青山学院大 81人(MARCH)
82位 上智大 60人(早慶上智)
86位 駒澤大 58人(日東駒専)
87位 国学院大 57人(成成明学獨國武)
98位 獨協大 46人(成成明学獨國武)
102位 成蹊大 44人(成成明学獨國武)
110位 大東文化大 35人(大東亜帝国)
115位 武蔵大 33人(成成明学獨國武)
118位 成城大 31人(成成明学獨國武)
125位 国士舘大 27人(大東亜帝国)
141位 帝京大 22人(大東亜帝国)
160位 亜細亜大 18人(大東亜帝国)
日東駒専
1位 日本大学 508人 18位 東洋大学 185人 45位 専修大学 109人 86位駒澤大学 58人 合計 860人 1校平均 215人
知恵袋なんかでは公務員は日東駒専では厳しいなんて声が聞こえますが、データを見る限り全くそんなことはなく、大量に合格していることがわかります。
日東駒専の学力があれば、公務員試験はそれほど難関とは言えないほど多くの合格者が出ているようです。
成成明学獨國武
59位 明治学院大 86人 87位 国学院大 57人 98位 獨協大 46人 102位 成蹊大 44人 115位 武蔵大 33人 118位 成城大 31人
合計 297人 1校平均 50人
日東駒専に比べ全体的に少ない印象ですが、学生数が少ないせいもあるでしょう。
大東亜帝国
52位 東海大 99人 110位 大東文化大 35人 125位 国士舘大 27人
141位 帝京大 22人 160位 亜細亜大 18人 合計 201人 1校平均 40人
成成明学獨國武とあまり変わらない印象です。東海大がこのグループを引っ張っている感じです。
MARCH
2位 中央大 363人 4位 法政大 282人 8位 明治大 245人 15位 立教大 193人 61位 青山学院大 81人
合計 1164人 1校平均 233人
早慶上智
3位 早稲田大 342人 56位 慶應大 95人 82位 上智大 60人
合計 497人 1校平均 166人
公務員をめざすならどの大学群がいいのか?
①マーチ 233人>②日東駒専 215人> ③早慶上智 166人
>④成成明学獨國武 50人 > ⑤ 大東亜帝国 40人
マーチも日東駒専も1校平均の合格者数に遜色はないので、この辺がボリューム層といえる。
結論としては日東駒専は公務員を狙いやすい位置にあり、大東亜帝国も十分に合格できる層であるということは、データが物語っている。