2020成城大学（成成明学独國武）合格者の出身高校から高校偏差値の平均を算出
成成明学（成蹊大・成城大・明治学院大）といわれる頭が良くてお金持ちのイメージを持つ名門の一角、成城大学はどのレベルの高校からどのくらい合格しているのか考察してみた。
このホームページは日東駒専のことを中心に書いていこうと思っているが、どんどん横道にそれてしまうこと、ご勘弁いただきたい。
これまで同様、すべて同じ条件下で調査しなければ意味をなさないので、これまでと全く同じ手法で算出した。
膨大な量を拾うのは大変なので、代表的な地区、関東の縮図ともいえる埼玉県から埼玉県公立高校普通科の偏差値を基準に抽出している。
私立高校はコースが多岐にわたり、一律の偏差値を出しにくいので除外している。
以上により、抽出作業したものが次の表である。
この表の見方としては高校名はサンプルとして、NO1からNO68までの公立高校を偏差値の高い順にならべ、その高校の成城大学への合格者数と偏差値×合格人数を計として併記したものである。
成城大学への合格者平均は高校偏差値では67.0
データを整理してきた中ではマーチが67.2～69.2の間であったので、67.0という数値はマーチに肉薄しているという感じである。
一方、グラフの構成としては65～69のレンジが最大ボリュームであるので、その点では日東駒専とあまり変わらない。
しかし、日東駒専はボリュームの多い順に①65～69②60～64③70以上でしたが、成城大学は①65～69②70以上③60～64となっているところに大きな違いがある。
この傾向は成蹊大学と同様である。
成城大学は合格者に占める偏差値65以上の進学校出身者の割合が80.7%を占めており偏差値64以下から合格するのが難しくなってくることがわかった。
ちなみに偏差値67は合格者の平均的レベルが学年の上位4.46％、22.4人に1人という狭き門に入らなければとれない数字である。
次に上の表を視覚的に見ていこう。
ご覧のとおり成蹊大学に合格するのは普通の高校生（偏差値50）の場合は合格するのは難しいということがわかる。
偏差値54以下の高校は全合格者に占める割合がわずか0.3％にすぎない。
逆に偏差値70以上の合格者が29.2％を占める。
成城大学はマーチ並みの難関大学という感じだ。
※【出典】データ内の数値について：高校別合格人数の欄は2020年3月に毎日新聞出版「サンデー毎日4.12号」に掲載された数値を参考としています。また、偏差値は複数のサイトで公表している2019年のデータを参考としております。それをもとに独自に集計したデータです。