中央大学(MARCH)合格難易度について(新たな視点)

2020中央大学(MARCH)合格者の出身高校から高校偏差値の平均を算出

 マーチの中央大学はどのレベルの高校からどのくらい合格しているのか、考察してみた。

 これまで日東駒専を算出してきたが、マーチではいったいどのくらいの高校から合格する人が多いのか非常に興味深いので調査してみた。

 膨大な量を拾うのは大変なので、代表的な地区、関東の縮図ともいえる埼玉県から埼玉県公立高校普通科の偏差値を基準に抽出した。

 私立高校はコースが多岐にわたり、一律の偏差値を出しにくいので除外している。

 以上により、抽出作業したものが次の表である。

 この表の見方としては高校名はサンプルとして、NO1からNO68までの公立高校を偏差値の高い順にならべ、その高校の中央大学への合格者数と偏差値×合格人数を計として併記したものである。

表 2020年度中央大学への高校別合格人数(データ:埼玉県の公立高校)

中央大学への合格者平均は高校偏差値では68.2 

 データを整理した結果、中央大学へ一般入試により合格するというのは非常に難しいということがわかった。

 合格者の平均偏差値が68を超えるということは合格者の平均的レベルが学年の上位3.59%、27.8人に1人に入らなければとれない数字ということ。

 これは「中央大学に合格したら本当にすごい!」というレベルでしょう。 

 次に上の表を視覚的に見ていこう。

中央大学 出身高校偏差値帯別合格者数と占有率
棒グラフ 中央大学 出身高校偏差値帯別合格者数
円グラフ 中央大学 出身高校偏差値帯別占有率

ご覧のとおり中央大学に合格するのは普通の高校生(偏差値50)の場合ほぼ無理と言えるくらい合格していないことがわかる。

 偏差値54以下の高校は全合格者に占める割合がわずか1.4%にすぎない。

 中央大学の合格ボリュームゾーンは偏差値70以上である。

 以上のデータからもわかるように日東駒専の各大学の山が偏差値65~69であったのに対し中央大学の山は70以上であるという違いが明確となった。

 日東駒専の高校合格者平均偏差値が予想以上に高く難関大学と言える大学群だが中央大学はさらに難関大学思ったほうがいい。

※【出典】データ内の数値について:高校別合格人数の欄は2020年3月に毎日新聞出版「サンデー毎日4.12号」に掲載された数値を参考としています。また、偏差値は複数のサイトで公表している2019年のデータを参考としております。それをもとに独自に集計したデータです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする