立教大学の合格者・進学者について考察

立教大学の実際の進学者のレベルは?

難関大学と言われているMARCH(マーチ)(明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)の内、立教大学はどのレベルの高校からどのぐらい進学するのかということを調べてみた。

同じようにコンパクトな地域に人口が密集している埼玉県の公立高校で算出することで、大体の傾向がつかめると考えた。

データは2013年度のもので、各種公表されている実進学者数と合格者数を参考値とした。

実進学者数は現役生限定であり一般入試以外の制度で入学した人も含んでいること。

合格者数は一般入試が主で、一人が複数回合格している場合もあることや現役、浪人も含んだ数字であると思われることから単純に進学者数÷合格者数×100が進学率とはならないということを踏まえつつ、あくまでも目安として考えていただきたい。

この表は2013年度の立教大学入試における合格者数と進学者数を偏差値が高い順にデータを整理したものである。

2013年立教大学の合格者数と進学者数

偏差値の欄は埼玉県の公立高校普通科の数値。

データが不明の高校も多くあるので、合格者と進学者のデータが揃っているものだけ数値化している。

結果としてはMARCH(マーチ)の立教大学は偏差値トップ層の合格者が多いが、偏差値70以上の高校ではすべて合格者数に占める進学者数の割合は低く平均で13.9%となった。次に偏差値65~69の偏差値帯では36.9%、偏差値60~64では48.5%、偏差値55~59では66.7%、54以下は33.3%という数値となった。

以上の結果から考えられることは、高校偏差値が下がるにつれて合格した場合に進学手続きをする人が増えていく傾向にある。

別の見方をすると、高校偏差値の高い層は併願した別の大学を選ぶ人が多く、低い層は別の大学を選ぶ人が少ないので、「合格した大学の中で立教大学が一番行きたい大学」という傾向は高校偏差値が下がるにつれて増えているといえる。

また、高校偏差値が下がるにつれて合格者数も減っていく傾向にあるので、推薦などの方法で進学する人がいる場合は合格者にしめる進学者の割合も大きくなる原因となる。

下のグラフは、上の表を整理したもので、例えば偏差値70以上の高校は上の表では6校あるが、6校の合格人数と進学人数の平均人数としている。

ここでいう率とは合格者に占める進学者の割合を算出したものであるが、進学者数は①現役のみの数値②一般入試以外も含んでいること、また、合格者数は①浪人も含む②一人で複数合格しているという実態もあることから、あくまでも目安とお考えいただきたい。

※【出典】データ内の数値について:2013合格者数と進学者数の欄は2013年に刊行された「週刊朝日」に掲載された数値を参考としています。また、偏差値は複数のサイトで公表している2019年のデータを参考としております。それを基に独自に集計したデータです。

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